最近、クラウドコンピューティングや仮想化などの
キーワードがやたらにIT系のメディアを賑わしています。
今、現場に入らせていただいている企業様でも、
このキーワードに対して、どう実現していこうかと
会議されたりしています。
確かに、行おうとしているソリューションは良いもので
あると思いますし、実現すると中長期のスパンで見て、
大きなメリットを享受できるものという論理になります。
ただ、今まさにそれを実現するために動くのかという
ことになると、やはり?です。
今と言っているのは、世の中の経済的な話です。
トヨタでさえ、赤字に転落し、社内リソースの最適化など、
極力投資をせずに現在保有している資源を有効活用しようと
動いている中、クラウド・コンピューティング実現に
大きな投資をするタイミングが今なのかという問いに、
多くの企業の経営者は、今ではないと判断すると思います。
メディアや売り込み側は、いや、こういう景気低迷の状況だから
こそ、ITインフラを見直すタイミングだと言うでしょう。
おっしゃる事はよくわかります。
が、それを今年中に実現できる企業様は、残念ながら数える
くらいしかないでしょう。
多くの企業では、2年後3年後に、この会社は存在していない
かも知れないという不安を抱えています。
その中で、クラウドへの取り組みをできるだけの体力が
ある企業は、景気が回復した時には抜けた存在になって
いるとは思いますが、2009年の景気は相当厳しいものと
感じています。
テクノロジーの進化を止めるわけにもいかず、最新のテクノロジー
を採用する余裕もない状況で、メディアが踊っている気がして
仕方ないですね。